監査課は顧問先の企業を毎月訪問(巡回監査)し、月次試算表や業績を確認したり、今後の見通しを読み解いたりする業務を担います。予算と違う数字が出た際は、理由を確認して改善を促すなど、数字の面から経営を支える役割です。
時には経営の内情に深く踏み込み、経営者とともに経営計画を立てることも。お客さまの事業や会社の経営を守ることを目的に、日々業務に携わっています。
ご相談いただいた時点では経営状態があまり良くなかったお店が、何度も打ち合わせを重ねるうちに問題点を改善し、支店を何店も出すほどに成長された例がありました。オーナーさまはとても感謝してくださり、今でもご信頼をいただいています。
このように私たちのアドバイスが結果につながり、目に見える形になって経営者に喜んでいただけるという点が最大の魅力です。責任は重大ですが、やりがいのあるお仕事です。
担当企業を巡回監査し、経営など深く踏み込んだお話を常にする仕事なので、経営者としっかり向き合って話ができる、コミュニケーション能力のある人が向いています。
ですが、あまり会話が得意でなければ、無理にたくさん話す必要はありません。ただ、必要な知識をしっかりと身に着け、伝えるべきことを誠実に相手に伝えることが大切です。
最初は少し難しく感じるかもしれませんが、知識が身に付き、業務に慣れれば、コミュニケーション能力も徐々に上がっていきます。
資産税課は相続税の申告や相続対策の相談に対応しており、課税額の算定などの業務を行っています。相続税は一定の資産を持っている人にしか課税されないため、不動産所得を得ているケースが多く、時には確定申告のお手伝いをすることもあります。
相続に際し、親族同士が揉めては故人が浮かばれません。当事務所では、スムーズに代替わりが進むよう相談者さまに寄り添い、全力でサポートしています。
相続税の金額は申告によって決まるため、知識の差によって課税額が変わってきます。知識と経験を活かし、課税額を適正に抑えて相談者さまのお役に立てるという点が大きな魅力です。
多くの税理士事務所は年間1~2件程度しか相続を担当しません。当事務所は年間30~40件の相続を扱っており、相談者さまの資産を守りスムーズな代替わりを進めるお手伝いをしています。
資産税を算出するなどの業務では数字を扱いますが、その数字の扱いを決める法律は、文章で書かれています。文系と理系のどちらもバランスよく学べる人に向いているのではないでしょうか。
また、お客さまとのやり取りだけでなく、行政や税務署、金融機関など、あらゆる機関と連携を取りながら進めていく仕事なので、やはりコミュニケーション能力が必須になります。正しい知識とコミュニケーション能力という土台があって初めてスムーズに進められる業務です。