月刊レッドサポート

 月刊レッドサポート 1月号 「ご恩をつなぐ」

「あなたにとって良い人脈とは?」具体的にイメージすることができますか?あなたは、本当に大切な人を心から大切にしていますか?「東西南北天地」の六つの方向に向かって感謝する六方拝というものがあります。その感謝の対象は、あなたが最も感謝しなければいけない六人。両親、家族、上司、同僚、友人…etc.と考えていくと、とても少なく感じます。しかし、実際には、たった一人の人間すら大切にできていないのが現実ではないでしょうか。私は、資金繰りに困っているお客様にこんな質問をさせて頂きます。「何かあった時にあなたを助けてくれる人は誰ですか?」両親をはじめ身内の人は助けてくれますよね。仕入先、得意先のお客様でも、あなたを大切に思い助けてくれる人もいるはずです。だったら、そのような人達を大切にすれば良いですよね。お客様は、逆に私に質問してきます。「レッドサポートさんは、助けてくれますか?」私は、こう答えます。「できる範囲ですが、一生懸命サポートさせて頂きます。それが、レッドサポートですから。もし会社で助けられないときには、私個人が一生懸命サポートさせて頂きます。」
今あなたが本当に大切にしなければならない人を大切にしないと、いざという時に助けてもらえません。
そこで今一度、あなたの人生において大切な人脈について考えてみましょう。

私は、人生において必要な人脈というのは、損得を考えない人間関係だと思っています。情けないことに私は、時折相手に見返りを期待してしまいます。見返りを期待した「ギブ・アンド・テイク」の関係は、いつか必ずギクシャクし、結局その関係は長続きせず、破綻してしまいます。それは、どちらか一方が「ギブ・アンド・テイク」の関係に息切れし、結果として裏切ることになってしまうからです。本人にしてみれば「申し訳ない」という気持ちでいっぱいなのに、「恩知らず」と思われたりしてしまいます。
とは言え、矛盾するようですが「ギブ・アンド・テイク」の関係は本当に大切だと思っています。問題は、損得を考えずに「ギブ・アンド・テイク」を実現することはできるのだろうか?ということです。私は、それを可能にするのが「ギブ・アンド・テイク」の箱根駅伝だと考えます。
「ギブ・アンド・テイク」には二種類あると思います。一つは与えてもらった本人に直接感謝し恩返しするというもの。一般的に言う「ギブ・アンド・テイク」です。この世に二人しかいないという状況ならこれも可能です。ところが、日常生活において毎日何十人何百人という人と出会い、無限の人間関係の上に人生が成り立っています(だから、大切にしなければならない人を見失ったりしてしまう)ので、現実的にはかなり厳しいと思います

そこで、もう一つの「ギブ・アンド・テイク」が威力を発揮します。直接本人にお返しできないご恩を、別の誰かに返すのです。例えば、あなたが心から尊敬する師匠にお世話になったとします。誰しも師匠に恩返しをしたいと考えます。しかし、あまりにもレベルが違いすぎてなかなか直接恩返しできるものではありません。ではどうすればいいのでしょうか。師匠にではなく、後輩や部下にその恩を返していくのです。それは師匠に対する不義理などではありません。考えてみれば、その師匠も未熟な頃に受けた恩を本人に直接返せずに、その代わりとしてあなたに返しているのかもしれません。まさに、恩返しの箱根駅伝!タスキは、手渡してくれた本人に返すことありません。別のランナーに手渡していきます。実はこの「ギブ・アンド・テイク」で、人類や社会が繁栄し続けてきたと思えてなりません。受けた恩を進化させ別の誰かにつないでいく。進化し続けるということは、そういうことではないでしょうか。私が誰かに何かをしてあげたとしても、本人から何かを直接返してもらえるわけではないと気付いた瞬間から、スーッと気が楽になっていく。私が何かをしてあげた人が、どこか知らない場所で時間を超えて別の誰かにその恩を返している。その別の誰かもまた、同じように別の誰かに恩返しをしてつながっていく。駅伝のように。この繰り返しで複利計算された恩が、結局は私やあなたに戻ってくるのです。

この「つなぐ」という構造を理解しておくことが大切です。理解せずに本人に見返りを求めると、相手に「恩着せがましい人だ」と思われてしまう。そして、あなたから去っていく。これが、せっかくの「ご縁」を途切れさせてしまう人のお決まりのパターン。
何かをしてあげた人に対して「恩知らず」と非難する資格なんて、誰にもありません。今日一日を振り返ってみても、私は数えきれない人間関係に支えられて生きているのに、支えて下さっている人のほとんどに恩返しなどできていません。朝食の食材を作ってくれた農家の人々や、乗せて頂いた電車の運転手さんに毎日直接お礼など言えていません。そんな人は、まずいないでしょう。だから「つなぐ」のです。大きな声で挨拶することも大事。挨拶だって、ご恩をつないでいるのです。
本当の恩返しとは、今まさに目の前にいる人を一番大切に思うことではないでしょうか

平成31年1月号

バックナンバー

2018年

平成30年12月号

12月号

平成30年11月
 
平成30年10月号

10月号

平成30年11月

11月号

平成30年9月号

9月号

平成30年8月

8月号

平成30年7月号

7月号

平成30年6月

6月号

平成30年5月号

5月号

平成30年4月

4月号

平成30年3月号

3月号

平成30年2月

2月号

平成30年1月号

1月号

平成30年1月特別号

1月特別号

過去分をご要望の方は事務所へご連絡ください

お問い合わせ
バックナンバーはこちらと

      電子申告

    推進事務所です。

関東信越会所属